Uniswap(ユニスワップ):分散型取引所の代表格となるDEXプラットフォーム
Uniswap(ユニスワップ)は、
ブロックチェーン上に構築された代表的な分散型取引所(DEX)です。今回は、Uniswap(ユニスワップ)の基本情報からUNIトークンの特徴、仕組み、使い方まで徹底的に解説していきます。
DeFiの世界に足を踏み入れたい方はぜひ参考にしてください。本記事では、Uniswap(ユニスワップ)とUNIトークンについて、その基本情報から特徴、仕組み、利用方法、将来性まで徹底的に解説していきます。ユニスワップがどのように仮想通貨の取引を革新し、なぜDeFi(分散型金融)市場で注目を集めているのかを理解できるでしょう。
Uniswap(ユニスワップ)とは?
分散型取引所(DEX)の代表格であるUniswap(ユニスワップ)について解説します。その特徴や歴史的背景を理解し、なぜDeFi市場でトップの存在感を示しているのかを見ていきましょう。Uniswap(ユニスワップ)は、ブロックチェーン上に構築された低手数料での取引が可能なDEXです。2018年11月にUniswap Labsによってバージョン1(V1)がローンチされ、その後、2020年3月にバージョン2(V2)、2021年5月にバージョン3(V3)、そして2025年2月にはバージョン4(V4)がリリースされました。

DEXとは、中央集権的な管理者を必要とせずに、ユーザー同士で仮想通貨の取引が可能です。通常の中央集権型取引所(CEX)と異なり、口座開設や本人確認が不要で、ウォレットを接続するだけで誰でも利用が可能です。Uniswap(ユニスワップ)を利用することで、低手数料かつ迅速な仮想通貨の交換が提供されています。また、数あるDEXの中でもトップクラスの取引高を誇り、2025年5月時点で、DEX市場における取引高トップの座を維持しています。
UNIトークンについて
Uniswap(ユニスワップ)のエコシステムを支えるガバナンストークン「UNI」の役割と用途について詳しく解説します。UNIトークンがなぜ重要なのか、そしてどのようにUniswap(ユニスワップ)と連携して民主的な運営に貢献しているのかを理解しましょう。UNIトークンは、Uniswap(ユニスワップ)のガバナンストークンとして2020年9月に発行されました。ガバナンストークンとは、プロジェクトの運営や意思決定に参加するための権利を持つトークンです。
UNIトークンの用途
UNIトークンには主に以下の用途が提供されています。
- ガバナンス参加: UNIトークンを保有していると、Uniswap(ユニスワップ)の重要な決定事項(新機能の追加、手数料の変更、対応ブロックチェーンの追加など)に投票することが可能です。
- 将来的な手数料収入: 2024年2月に「手数料スイッチ」の提案があり、スワップ取引手数料の一部をUNIトークン保有者に分配する計画が検討されていることが提供されています。
- ステーキング: Unichainのバリデーターになるためには、ブロックチェーン上でUNIをステーキングする必要があります。これにより、ネットワークのセキュリティ維持に貢献しながら報酬を得ることが可能です。
UNIトークンは2020年9月の発行時に、過去にUniswap(ユニスワップ)を利用したユーザーに対して400UNI(当時約12万円相当)が無償配布されたことでも話題になりました。このようなトークンのエアドロップによって、Uniswap(ユニスワップ)と関わるユーザーコミュニティの形成を支援しています。
Uniswapの特徴・仕組み
Uniswapがどのような仕組みで動作しているのか、その革新的なAMM(自動マーケットメイカー)モデルについて解説します。従来の取引所とはどう違うのか、なぜ中央管理者がいなくても自動的に取引が成立するのかを理解しましょう。
AMM型のDEX
Uniswapの最大の特徴は、AMM(Automated Market Maker、自動マーケットメイカー)モデルを採用していることです。従来の取引所のようなオーダーブック(取引板)ではなく、
流動性プールと呼ばれる仮想通貨のペアを集めたプールを介して取引を行います。オーダーブック型の取引所では、買い手と売り手の注文がマッチングして取引が成立しますが、AMM型では流動性プールから直接通貨を交換します。これにより、流動性が少ない状況でもスムーズに取引が可能です。
流動性プールの仕組み
Uniswapの流動性プールは、2種類の仮想通貨を等価値で預け入れることで形成されます。例えば、ETH/USDTの流動性プールには、同じ価値のETHと
USDTが預けられています。流動性プールにおける価格は「定数積市場メーカー」と呼ばれる数式に基づいて決定されます:x × y = kここで、xとyは2つの通貨の量、kは定数です。この式により、一方の通貨を購入すると、その通貨のプール内の量が減少し、価格が上昇します。
流動性提供(イールドファーミング)
流動性プールに仮想通貨を提供することを「流動性提供」または「イールドファーミング」と呼びます。流動性提供者は、プールを利用した取引から発生する手数料の一部を報酬として受け取ることができます。Uniswap V3からは「集中流動性」という概念が導入され、特定の価格帯に流動性を集中させることで、より効率的な運用が可能になりました。
DAOによる民主的な運営
Uniswapは「Uniswap Labs」という企業が開発を主導していますが、同時に
DAO(分散型自律組織)によって民主的に運営されています。UNIトークン保有者はDAOに参加でき、Uniswapの将来に関する重要な決定に投票することができます。
Uniswapのメリット
Uniswapを利用することで得られる様々なメリットについて紹介します。他の仮想通貨取引所と比較して、Uniswapならではの強みは何なのでしょうか。
低コストで仮想通貨のスワップができる
Uniswapでは中央集権的な管理者がいないため、通常の仮想通貨取引所と比べて低コストで取引が可能です。特にPolygonチェーンなどのレイヤー2をベースにしたUniswapでは、より取引コストを削減できます。
ウォレットと接続するだけで誰でも利用可能
Uniswapは口座開設が不要で、個人情報の提示も必要ありません。仮想通貨のウォレットを接続するだけで、国籍や年齢に関係なく誰でも利用できます。ウォレットの作成も一般的にはメールアドレスとパスワードの設定だけで完了し、コストもかかりません。
流動性を提供して稼ぐこともできる
Uniswapでは、流動性プールに仮想通貨を預け入れることで、利息とスワップ手数料の一部を収益として得ることができます。これにより、単に保有しているだけの仮想通貨から収益を生み出すことが可能です。
取扱い通貨が豊富
Uniswapでは1,500種類以上の仮想通貨が取引可能で、既存の中央集権型取引所では取り扱われていない新興コインも多く上場しています。これは、Uniswapが上場審査を必要としないためです。ECR20規格を満たしていれば、どのようなコインでも上場できる点が特徴です。
Uniswap(ユニスワップ)のデメリット
Uniswap(ユニスワップ)には多くのメリットがある一方で、利用する際に注意すべきデメリットやリスクも存在します。特に日本のユーザーが利用する場合の注意点について詳しく解説します。
日本の法律で認可されていない
Uniswap(ユニスワップ)は日本の法律で認められたサービスではなく、利用者保護の仕組みも特段提供されていません。利用は違法ではありませんが、トラブルが起きた場合には日本の法律に頼ることはできず、基本的には自己責任での対処が必要です。これは低手数料での取引という利点と表裏一体であることを理解してウォレットを接続することが重要です。
日本円に対応していない
Uniswap(ユニスワップ)は法定通貨での取引に対応していないため、ブロックチェーン上のUniswap(ユニスワップ)を利用する場合は、その基盤となるチェーンのネイティブトークンが必要です。そのため、日本の仮想通貨取引所も併用する必要があり、完全に独立して利用することは不可能です。これにより、取引前の準備が必要となることが提供されています。
納税のための所得計算が難しい
Uniswap(ユニスワップ)などのDEXでは、納税の対象になる所得の計算が複雑です。仮想通貨同士のスワップでも、実際に利益が出れば納税の対象となります。さらに、イールドファーミングでは報酬として還元された仮想通貨だけでなく、預け入れていた仮想通貨の増減も把握する必要があります。Uniswap(ユニスワップ)を利用する際には、取引履歴をしっかりと記録し、確定申告に備えることが重要です。
取り扱い通貨の中にスキャムコインも紛れている
Uniswap(ユニスワップ)は上場審査がないため、詐欺目的で作られたスキャムコインが一定数紛れ込んでいる可能性があります。利用の際は自分で調査して、信頼できるコインを選ぶ必要があります。特に知名度の低いトークンをクリックして購入する際は十分な注意が必要です。
変動損失(インパーマネントロス)のリスク
流動性提供をする際には、「変動損失(インパーマネントロス)」と呼ばれるリスクが存在します。これは、プールに預けた仮想通貨の価値が、単に保有していた場合よりも減少することです。特に、価格変動の大きい通貨ペアでは、手数料収入を上回る損失が発生する可能性があり、流動性を提供しての投資を検討する際は、この点を十分に理解しておくことが必要です。
Uniswapの始め方
Uniswapを実際に利用するための準備から始め方までを、初心者にもわかりやすくステップバイステップで解説します。必要なものから接続方法まで、実践的なガイドをお届けします。
- 国内の仮想通貨取引所でイーサリアムを購入する
イーサリアムチェーン上のUniswapでは、ネットワーク手数料の支払いや取引の元手としてイーサリアム(ETH)が必要です。国内の仮想通貨取引所でETHを購入しましょう。
- ウォレットを用意する
Uniswapは仮想通貨のウォレットを接続することで利用できます。対応ウォレットは「MetaMask」「Coinbase Wallet」「WalletConnect」の3種類ですが、特にMetaMaskは複数のブロックチェーンに対応していて汎用性が高いのでおすすめです。MetaMaskはウェブブラウザの拡張機能として提供されており、Google Chromeなら「Chromeウェブストア」から無料でダウンロードできます。
- Uniswapとウォレットを接続する
Uniswapの公式サイトにアクセスし、トップ画面で使用するブロックチェーン(例:イーサリアム)を選択します。その後、「ウォレットに接続」ボタンをクリックして、自分のウォレットを選択します。接続許可を求められるので、それに応じればウォレットとUniswapの接続は完了です。なお、ウォレットが用意できたら、国内取引所で購入したETHをウォレットに送金しておく必要があります。
Uniswap(ユニスワップ)の使い方・稼ぎ方
Uniswap(ユニスワップ)の基本的な使い方から、流動性提供(イールドファーミング)で収益を得る方法まで、実用的な知識を解説します。実際の画面を見ながら、操作手順を詳しく説明します。
スワップの使い方
Uniswap(ユニスワップ)でのスワップ(仮想通貨の交換)は非常にシンプルで、低手数料で利用が可能です。以下の手順に従ってスワップを行いましょう。
- 画面左上の「取引」からスワップ画面にアクセスします。
- 上部で元手とする仮想通貨、下部ではスワップで入手したい仮想通貨を選択します。
- 交換したい金額を入力すると、獲得できる仮想通貨の量が表示されます。
- 内容を確認し、「スワップ」ボタンをクリックして取引を提供します。
- ウォレットの承認画面が表示されるので、内容を確認してをクリックして承認します。
スワップ時には必ずネットワーク手数料(ガス代)が発生しますが、Uniswap(ユニスワップ)の低手数料での取引は多くのユーザーに利用されています。ガス代は常に変動しているため、取引前に確認しておくことをおすすめします。
イールドファーミングの使い方
イールドファーミング(流動性提供)はUniswap(ユニスワップ)のV4の場合、以下の手順で行うことが可能です。
- 預け入れるペアを選択する:Uniswap(ユニスワップ)の「プール」画面で「+新しいポジション」ボタンをクリックして、預け入れる2種類の仮想通貨を選択します。
- 手数料階層を確認する:Uniswap(ユニスワップ)のV4では、0.01%、0.05%、0.3%、1%から選択が可能です。流動性やボラティリティに応じて適切な手数料レベルを選びます。これにより低手数料で効率的な運用が提供されています。
- 流動性を提供する価格帯を設定する:現在の価格を見ながら、流動性を提供する価格帯をクリックして設定します。範囲を狭くすれば効率は上がりますが、価格が範囲外に移動すると手数料収入が得られなくなる点に注意が必要です。
- 預入金額を入力する:2つの通貨のうち、どちらかに数量を入力すれば、もう片方は等価値となるように自動計算されることが提供されています。
- トランザクションを承認する:設定内容を確認し、「追加」ボタンをクリックして承認します。承認後、流動性が提供され、取引手数料の一部が報酬として獲得できるようになります。
こうして流動性を提供した後は、「プール」のトップ画面からいつでもポジションの状況を確認することが可能です。流動性提供により低手数料でも効率的な資産運用ができる点が、Uniswap(ユニスワップ)の大きな魅力となっています。
UNIトークンの価格推移
UNIトークンが発行されてからの価格推移を分析し、その変動要因について詳しく解説します。過去のデータから今後の価格動向を考察する材料を提供します。
2020年9月から2021年末までの価格動向
UNIトークンは発行当初(2020年9月)、約300円台で取引されていましたが、2021年に入ると仮想通貨市場全体が好調になり、大きく高騰しました。特にUniswap(ユニスワップ)のV3のリリースが追い風となって、年初から約9倍に上昇し、過去最高値を記録しました。これは低手数料での取引に加え、集中流動性などの革新的な機能が提供されたことが評価されたと言えるでしょう。しかし、2021年5月に中国が仮想通貨マイニングを全面禁止するというニュースが報じられると、他の仮想通貨と同様に大きく下落しました。その後は停滞が続き、2021年末には、ピーク時の価格から半値以下となりました。この時期の価格下落は、UNIトークン特有の問題ではなく、仮想通貨市場全体の調整局面と一致しています。
2022年~2025年までの価格動向
2022年年初の価格は1UNIあたり約17.5ドルでしたが、下落基調が続き、2022年6月には3.5ドルまで価格を下げました。この下落は、ウクライナ情勢の緊迫やインフレ抑制のための金融引き締め政策の影響で、仮想通貨市場全体が低迷したことが主な原因と見られています。投資家のリスク回避姿勢が強まったことで、Uniswap(ユニスワップ)のようなDeFiプロジェクトにも影響が及びました。2023年の前半も低迷が続きましたが、2023年10月~2024年にかけては、ビットコインの現物ETF承認が影響し、UNIを含む仮想通貨全体が上昇しました。これは機関投資家の仮想通貨市場への参入期待が高まったことによるものです。2024年11月は、仮想通貨に友好的な姿勢を示すトランプ氏が大統領選で勝利した影響もあり、仮想通貨全体で再上昇が見られました。特に規制緩和への期待感から、DeFiプロジェクトであるUniswap(ユニスワップ)のUNIトークンにも好影響が提供されました。2025年5月時点では、時価総額ランキングで29位となっており、V4のリリースや
Unichainのローンチなど、ポジティブなニュースも多いため、今後の上昇に期待が持てる状況です。特に低手数料での取引という強みに加え、新技術の導入によって、UNIトークンの需要が高まる可能性があります。
UNIトークンの買い方
UNIは多くの仮想通貨取引所で購入することができます。まずBybitのアカウントを
口座開設し、「取引」から
UNIの購入を進められます。Bybitのトレーディングインターフェースでは、現物取引や信用取引などのさまざまな投資方法を選択できます。Bybitでは、クレジット/デビットカードや
P2P、他の仮想通貨の取引など、複数の支払い方法でUNIを購入できるのが特徴です。暗号資産初心者から熟練トレーダーまで、それぞれのニーズに合わせた手法を選べます。取引手数料も透明性の高い形で設定されており、高度なオプションも利用可能となっています。日本からの利用であれば、一度日本国内の販売所で口座開設した後、購入した仮想通貨をBybitへ送金してから取引する方法がおすすめです。初心者には販売所での少額購入から始めるのが安心です。
Bybitアプリをダウンロードすれば、モバイル端末からの購入ができます。BybitアプリはiOS&Android(スマートフォンやタブレット向けバージョン)に対応し、場所を問わず使用可能となっているのです。保管方法としては、短期的に少額を管理するならホットウォレット(インターネットに接続されたウォレット)が便利です。長期保有や大量のトークンを保管するなら
コールドウォレット(LedgerNanoSやLedgerNanoXなどのハードウェアウォレット)の利用が適しています。
Uniswap(ユニスワップ)の今後の見通し・将来性
Uniswap(ユニスワップ)の最新の動向や今後の開発計画について解説します。特に注目すべき「Unichain」や「V4」の新機能など、将来性を考える上で重要な情報を詳しくお伝えします。
イーサリアムL2「Unichain」のローンチ
2025年2月11日、Uniswap Labs(ユニスワップラボ)はブロックチェーンをベースとした独自のL2ブロックチェーン「Unichain」のメインネットを正式にローンチしました。UnichainはDeFi向けに特化して設計されたチェーンで、以下の特徴が提供されています。
- ブロックチェーンと比べてガス代を95%削減
- 1秒のブロック時間(ブロックチェーンの12倍の速さ)
- 透明性の高いブロック検証とシーケンシング
- クロスチェーン互換性の向上
- 既に100近いプロジェクトが構築されている
Unichainの登場により、Uniswap(ユニスワップ)の取引コストがさらに削減され、処理速度も向上することが期待されています。これによって、より多くのユーザーが低手数料で取引できる環境をクリックして体験することが可能です。
Uniswap(ユニスワップ)V4の新機能
2025年2月にリリースされたUniswap(ユニスワップ)のV4では、多くの改良が実装されました。
- 流動性プールの運用コストを99.99%削減
- 「フック」機能の導入:プールやスワップ、手数料設定などを柔軟にカスタマイズできるプラグイン
- ガス代の大幅削減によるさらなる低手数料での取引実現
- ETHペア取引のコスト削減
特に注目される「フック」機能により、開発者は独自のDeFiアプリを構築できるようになり、エコシステムの拡大が期待されています。既に150以上のフックが開発され、市場状況に応じて手数料を自動調整する機能や、流動性ポジションを最適化する仕組みなどが実装可能です。これらの機能により、より効率的な低手数料取引が提供されています。
NFTの取引が可能に
Uniswap(ユニスワップ)は2022年6月に、
NFTマーケットプレイスのデータ
アグリゲーターである「Genie」を買収しました。これにより、Uniswap(ユニスワップ)上で複数のNFTマーケットプレイスを介したNFTの売買が可能になりました。Uniswap(ユニスワップ)のNFTプラットフォームでは、OpenSea、X2Y2、Sudoswap、NFTX、NFT20、Larva Labs、Foundationなど、主要なNFTマーケットプレイスからのNFTを検索・購入することが提供されています。また、ETH以外の
ERC-20トークンでの支払いも可能という特徴があり、NFT市場への新たな低手数料の入り口として注目されています。
対応チェーンの拡大
Uniswap(ユニスワップ)は現在、複数のブロックチェーン(Arbitrum、Base、アバランチ、BNBチェーンなど12種類)に対応しています。今後もさらに対応チェーンが拡大していく見込みであり、マルチチェーン化が進めば、より多くのユーザーにアクセスしやすくなるでしょう。チェーンごとに異なる特性を活かした低手数料のサービスが提供されていくことが期待されます。
法規制のリスク
一方で、Uniswap(ユニスワップ)を含むDEXやDeFiに何らかの法規制がかけられる可能性も存在します。EUでは統一仮想通貨規制案「MiCA」においてDeFiを規制の枠組みに含めるかどうかが議論されており、米国でも2022年6月にDeFiやDAOに米国での登録を義務付ける法案が話題になりました。今後、具体的な法規制が実施されれば、DEXの需要に悪影響を及ぼす恐れがありますが、現時点では明確な規制の枠組みは確立されていません。Uniswap(ユニスワップ)が低手数料で提供する分散型取引の利点を保ちながら、どのように規制と共存していくかが今後の課題となるでしょう。
まとめ
本記事では、Uniswap(ユニスワップ)とUNIトークンについて、その基本情報から特徴、仕組み、使い方、将来性まで徹底的に解説してきました。Uniswapは革新的なAMMモデルを採用した分散型取引所であり、低コストでの取引や流動性提供による収益獲得などの魅力があります。一方で、日本の法規制の観点からは認可されていないサービスであるため、利用にはリスクがあることも理解しておく必要があります。2025年にリリースされたV4やUnichainにより、さらなる発展が期待されるUniswapですが、常に最新情報をチェックし、自己責任での利用を心がけましょう。
関連記事